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金融庁がオススメ!?資本性借入金

通常なら借入金は負債に区分されますが、
資本性借入金とは、金融機関が財務状況を判断するときに、
負債ではなく、資本とみなすことができる借入金のことです。


既存の借入金を資本性借入金に変更することで、
1.借金が資本になるので財務内容が改善されます。
2.業績が悪いときには金利が低くなる業績連動型金利を設定できます。


今ある借金が資本になる夢のような資本性借入金ですが、
採用のハードルはとても高く、
残念ながら、私たちにも採用された経験がありません。

今ある借金を資本性借入金に変更する方法

今ある借金を資本性借入金に変更するためには、
融資元の金融機関に対して、
貸し出し条件の変更を交渉する必要があります。


資本性借入金の条件は・・・

  • 償還条件は、償還期間が5年超であり、期限一括償還であること
  • 業績連動型で配当が可能な利益に応じた金利設定であること
  • 赤字の場合には、事務コスト相当程度の金利設定をしていること
  • 会社が破綻したときに、債権回収は他の金融機関よりも後回しにすること
  • 保証付借入金ではないこと
  • 経営状況等のモニタリングができること

簡単に言うと、
利益が出ない場合は金利を払いません。
また、倒産した場合には他の金融機関から先に返済します。


この条件を、借金がある銀行に認めてもらう必要があります。


通常は、このような条件を銀行が認めることはありませんが、
事業再生に絡めた出口戦略の一環として、
取り組んでいるようです。

<参考>
地域活性化・雇用促進資金





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